DDoS攻撃対策はサービスに頼るべき

なぜ自前で対策を行うより、通信事業者/ISPなどのDDoS攻撃対策サービスを活用したほうが良いかといえば、それはサーバーの手前で大規模なDDoS攻撃を止めようと考えても、前述の通り、その前に回線がパンクしてしまうためだ。また、仮に回線は大丈夫だったとしても、大規模なDDoS攻撃に対抗できるハードウェアを自前で用意するには多大なコストが必要になる。 ならばユーザー企業と比べてはるかに太いバックボーン回線と強力なDDoS対策装置を有する通信事業者/ISPに任したほうが明らかに賢明である。

参考:FWやIPSでは防げない「最新型DDoS攻撃」の傾向と対策

DDoS攻撃が大規模な攻撃を繰り出せるのは、大量のコンピュータが一斉に攻撃を仕掛けてくるからだ。逆にいえば、1台1台の攻撃はそれほどの脅威ではない。「分散型の攻撃に対して、対策も分散型で実施する。世界10万8000台のDDoS対策装置を購入すると考えてほしい」とアカマイ・テクノロジーズ プロダクト本部 プロダクト・マネージャーの松原達也氏は説明する。インターネットの入口で、DDoS攻撃が“洪水”となる前に無力化してしまうのがアカマイのソリューションである。

参考:FWやIPSでは防げない「最新型DDoS攻撃」の傾向と対策

DDoS攻撃対策へのマインド

最後に

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