23カ国以上の国から構成されるアジア太平洋地域には、14種類を超える主要言語が存在しています。これが、アジア太平洋市場での事業展開にとって大きな課題となっています。コネクテッドカープラットフォームにとって最大の課題とは、市場の細分化によるサービスのローカライズです。
シンガポールテレコムは、アジア太平洋地域においてBYDの事業拡大を後押しできることを大変光栄に思っています。シンガポールテレコムがどのようにしてBYDに信頼されるパートナーになったかご存知ですか?
顧客概要
1995年2月に設立され、広東省深圳市に本社を置く比亜迪股份有限公司(以下、「BYD」という)は、自動車・軌道交通・新エネルギー・エレクトロニクスという4大産業にまたがる事業を展開し、香港と深圳の両方で上場を果たし、さらにフォーチュン・グローバル500リストにランクインしている企業です。同社の乗用車事業は、世界6大陸の70以上の国と地域、400以上の都市で展開されています。
BYDは、新エネルギー自動車を取り扱うリーディングカンパニーとして多くのコア技術を保有しており、バッテリー・モーター・電子制御など、新エネルギー自動車のインダストリーチェーン全体のコア技術を掌握する世界で唯一の自動車メーカーです。そんなBYDはコネクテッドカーの海外プロジェクトにおいて、さまざまな国と地域の顧客に一貫した接続エクスペリエンスを提供し、現地の法規制を遵守しながら、さまざまな国と地域特有の集中データ管理ニーズへの対応に長け、迅速に応答でき、成熟したIoTソリューションを有するパートナーを必要としていました。
ビジネスニーズ
BYD の自動車販売事業に影響を与えるペインポイントの一つは、法規制が国によって異なることです。どうすればより手軽に、データの集中管理に関する要件を満たすことができるのでしょうか?また、スムーズなカスタマーエクスペリエンスを実現し、さらに高めるにはどうすればよいのでしょうか?
BYDは、より多くの国と地域をカバーするテレマティクス・ローミングサービスとデータセンターの接続ソリューションをより手軽に入手するため、優れたワンストップパートナーを必要としていました。
ソリューション
シンガポールテレコムはBYDの抱えるペインポイントとニーズを理解した上で、次のようなソリューションを提供しました。
1.21以上の国と地域をカバーするローミングSIM カードとカスタマイズ機能の提供。
2.3つのAPN設計をサポートし、BYDのシンガポールデータセンターからSingtel DCP-ICP(モバイルネットワークGW)への専用接続を提供。
ブリッジ・アライアンス(Bridge Alliance)の創立メンバーであるシンガポールテレコムは、IoTソリューションのリーディングプロバイダーでもあります。当社は競争力のある価格でBYDの要件を満たし、納入・メンテナンスに関する豊富な経験によってBYDの信頼を獲得し、満足度の高いユーザーエクスペリエンスを確保しました。
シンガポールテレコムは、コミュニケーションから納入に至るまで、技術エキスパート・現地の営業チーム・製品チームといった大勢の人的資源を動員してソリューションを入念に作り上げました。同時に、事業計画の変更に応じてソリューションを柔軟かつ効率的に調整し、プロジェクト全体を成功に導くために多大な努力を払いました。
最終的に、シンガポールテレコムのプロフェッショナルで責任感のある態度、タイムリーなフィードバック、効率的な調整能力に感銘を受けたBYDチームから、信頼できるパートナーの1人に加えられました。
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