セキュリティへの支出を最大限に活用する
組織にセキュリティに費やす予算がある場合でも、社内で24時間年中無休で脅威を検出し、機能を確立させるのに必要な労力、時間、そして専門知識は非常に大きなものになります。多数のエンドポイント、サーバー、クラウド、ネットワークにXDRやSIEMプラットフォームなどの複雑なテクノロジーを導入して適切に構成するには数ヶ月かかる場合がほとんどです。これらのテクノロジーが実装された後でも、社内のセキュリティアナリストがシステムに関する専門知識を習得し、システムを適切に構成し保守する方法を学ぶには、さらに時間がかかります。
それとは対照的に、経験豊富なMDRプロバイダーであれば、サイバーセキュリティソリューションの価値を実現するまでの時間を大幅に短縮し、組織が期待するROIを迅速に達成できるでしょう。また、優れたMDRプロバイダーは次の2つを活用することで、組織内で忠実度の高いサービスを実行できます。ひとつ目はエンドポイント・ディテクション&レスポンス(EDR)エージェント、ふたつ目はEDRの進化系であるXDRです。これはクラウド インフラストラクチャ ソリューションに統合されたもので、OOTBの(=out of the box=入手後すぐに使える)パッケージも含まれています。これらによって新たな脅威から組織を素早く保護するのです。
もうひとつ、MDRサービスには注目すべき長所があります。それは組織がサイバーセキュリティツールを導入している場合、ツールの投資収益率(ROI)を向上させるのに役立つことです。組織は最先端のサイバーセキュリティテクノロジーを購入すれば十分と考えてしまいがちです。同時に、それを構成し適切かつ最大限に活用するための専門知識とリソースが不足しています。優れたMDRプロバイダーなら、テクノロジーに関する豊富な経験に加えて、他のクライアントサイトから24時間体制の監視のもとで脅威インテリジェンスをもたらし、サイバーセキュリティ機能、カバレッジ、専門知識を迅速に向上させることができます。