パソコン、スマートフォンともに、共通した対策が多くあげられます。
OS は常に最新の状態にアップデートする
常に最新のOSへアップデートすることは最も基本的な対策ですが、マルウェアを防止する効果は絶大です。
使い慣れたOSは、アップデートすると画面のレイアウトや使い勝手が変わってとまどったり、今まで使っていたアプリケーションが動かなくなったり、想定外の自体が発生してすることが多いです。OSをアップデートしなくても問題なく使えているので、あえてOSをアップデートせず、今インストールされているOSを長く使い続ける人は、意外と多いものです。
ですが、OSを提供している企業が、たくさんの開発者を稼働させ、多額の費用を注ぎこみ、新しくOSをアップデートするのには、大きな理由があります。
当初、OSをリリースした際には見つかっていなかったプログラムの不具合が見つかり、それらを修正するためだったり、ユーザーがより使いやすくするための新機能の追加、動作速度の改善、バッテリーの持続時間を長くするためなど、様々な理由でOSがアップデートされています。
プログラムの不具合が見つかった場合は、それがハッカーにより攻撃されると、個人情報や企業秘密の流出、最悪の場合はパソコンやスマートフォンが乗っ取られることにつながることさえもあります。
最近では、インターネットも常時接続されている環境がほとんどで、通信速度も劇的に速くなっています。ほとんどのパソコンやスマートフォンで、OSのアップデートする際、一度か二度、ボタンをクリック、タップするだけでアップデートでき、ほとんど手間もかかりません。
スマートフォンに関して言えば、OSのアップデート直後はアプリケーションが最新版のOSに対応されておらず使えなくなってしまうケースも多く見受けられます。
大企業が開発しているアプリケーションや、有名なアプリケーション、売れていたり、利用者が多いアプリケーションであれば、比較的短い時間で最新版のOSに対応したバージョンアップがされることが多いです。
新しくウイルス、ボットやトロイの木馬などのマルウェアやが流行し始めたとしても、それらが攻撃するすきま(プログラムの不具合)をふさいでいる最新のOSでは、まったく影響を受けずに使い続けることができる場合が多いです。
常に最新版のOSを使い続けることは、長い目で見るとメリットの方がはるかに多いので、常に最新版のOSを使い続ける習慣をつけましょう。