中小企業のサイバーセキュリティ:2022年のトレンドとソリューション
中小企業は、サイバー犯罪者にとって真っ先に攻撃したい対象であるとは限りません。しかし、警戒を怠ることのないようにしましょう。サイバーセキュリティを単なる後付けとして扱ってはいけません。
幸いなことに、多くの中小企業がこのことに気付き始めています。最近のCiscoの調査によると、シンガポールにおいては中小企業は脅威についての認識を深めており、サイバーセキュリティを改善するために戦略的イニシアチブを実装し始めています。
中小企業におけるサイバー脅威のランキングとしては、トップは45%でフィッシング、次にセキュリティで保護されていないラップトップ(22%)、悪意のある攻撃者からの標的型攻撃(15%)、そして個人用デバイスの使用(11%)と続きます。パンデミック以降は、中小企業の80%がサイバーセキュリティソリューション・コンプライアンス・監視・人材・トレーニング・保険の分野で投資を増やしています。
72%が、過去1年間にサイバーセキュリティインシデントのシナリオプランニングまたはシミュレーションを完了しました。そのうちの78%がサイバー対応を、および81%はサイバー復旧計画を確立しています。
さらに、シナリオプランニングまたはシミュレーションを完了した人の82%が、サイバー防御の弱点をつきとめました。これらの中小企業の94%は正しいテクノロジーを所有しているにも関わらず、それを使用できる有資格のスタッフが不足しています。同様の割合で、テクノロジーは過剰でありながら、それらの統合に問題があると述べています。
統計としては希望が持てるものですが、2022年、中小企業はサイバーセキュリティへの取り組みをどう考えるべきでしょうか。