・画面上に特異なメッセージが表示された。
・パソコンから、勝手に音楽が流れた。
・画面上に開いた覚えのないウィンドウが開くようになった。
マルウェアに感染したことを知らせるために、攻撃者があえて奇抜なメッセージを出したり、音楽を流したりして、使用者にアピールする場合があります。攻撃者が愉快犯の場合はアピールするだけで終わりますが、金銭目的の場合は、金銭の送り先などをさらに表示してくる場合があります。
・送った覚えのないメールが送信されている。
・ネットワークのデータ送受信量が、異常に多くなっている。
これらの症状もよく見られます。マルウェアが迷惑メールを大量に送信していたり、インターネットサイトに大量に不正アクセスしたり、パソコン内のファイルを送信したり、インターネットからファイルをダンロードしたりするため、ネットワークのデータ送信量が異常に多くなる場合があります。
・セキュリティソフトがいつのまにか無効になっていた。
マルウェアによっては、セキュリティソフトを無効化すものもあります。過去に流行した「Bagz」「Darby」で見られた症状です。
・パソコンを使っていないのに、ハードディスクへ頻繁にアクセスしている。
パソコン上で負荷の高い作業をしていないのに、CPU使用率が上がり、ファンが高速回転し続けている。 マルウェアが悪さをするために、しきりにハードディスクへアクセスしたり、特定のプログラムを集中的に稼働させたりしている場合があります。その場合にはハードディスクへのアクセスが連続したり、CPUの冷却のためにパソコンのファンが回り続けたりするので、異変に気づく場合があります。 これらは、使用者にとっては気が付きやすい挙動です。いつもと違うパソコンの挙動に気がついたら、マルウェアに感染したことを疑ってみるのも被害の拡大防止に役立ちます。